2023/06/28

訪問看護でできること・できないこと|利用条件まで解説

「訪問看護を利用したいんだけど、具体的にどんなことがを頼めるのか知りたい」こんなお悩みはありませんか? 訪問看護といっても病院とは環境がちがうので、どのようなサービス内容なのかイメージしにくいかと思います。 この記事では、「訪問看護でできること(サービス内容)・できないこと」について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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訪問看護の基本的な役割

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訪問看護とは、看護師・准看護師・保健師などの専門職が自宅を訪問し、医師の指示のもとで医療的ケアや生活支援を行うサービスです。病気や障害を抱えながらも住み慣れた自宅で生活を続けられるよう、症状の悪化防止や治療の継続、社会復帰の支援を目的としています。 家族だけで医療的ケアを担うことに不安を感じる場面は少なくありません。訪問看護は、その不安を専門的知識で支え、自宅でも安全かつ適切なケアが受けられる体制を整える役割を担っています。

訪問看護で提供される医療的支援

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訪問看護では、まず血圧や脈拍、血中酸素濃度、血糖値などのバイタルサインを測定し、全身状態を継続的に観察します。そのうえで、医師の指示に基づき、点滴管理やカテーテル管理、在宅酸素・呼吸器の管理、痰の吸引、褥瘡処置などの医療処置を行います。 また、服薬状況の確認や副作用の観察も重要な業務です。状態の変化があれば速やかに医師と連携し、必要な対応につなげます。自宅という生活の場で医療を継続できることが、訪問看護の大きな意義といえます。

生活支援と精神的サポート

訪問看護は医療処置だけにとどまりません。入浴や清潔ケア、排泄管理などの日常生活支援、療養生活に関する相談、家族への介助方法の助言なども重要な支援内容です。 さらに、終末期ケアや緩和ケアでは、身体的苦痛の軽減だけでなく、本人や家族の心理的支援も行います。医療機関との情報共有を通じて、多職種が連携しながら在宅療養を支える体制が構築されます。

訪問看護で対応できないこと

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一方で、訪問看護には範囲の限界もあります。原則として自宅以外でのサービス提供はできず、買い物や調理といった家事全般、通院の付き添いは対象外です(事業所によっては実費対応あり)。こうした支援が必要な場合は、訪問介護など他のサービスとの組み合わせが必要になります。

利用条件と保険制度

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訪問看護は、医師が必要と判断すれば介護保険または医療保険で利用できます。介護保険では要支援1〜2、要介護1〜5の認定を受けた方が対象となり、時間区分に応じて利用します。支給限度額の範囲内での利用が原則です。 医療保険では、介護認定を持たない場合でも医師の指示があれば利用可能で、原則として1回30〜90分を週3回までとなっています。年齢や認定状況により適用条件が異なるため、事前の確認が必要です。

まとめ

訪問看護は、医療的処置から生活支援、終末期ケアまでを包括的に担う在宅医療の重要な柱です。医師との連携のもと、自宅で安全に療養生活を続けるための専門的支援を提供します。一方で、家事や通院付き添いなどは対象外となるため、必要に応じて他サービスとの併用が求められます。制度や条件を理解し、主治医やケアマネージャーと相談しながら適切に活用することが、安心した在宅生活の鍵となります。