2024/08/07
「レジオネラ菌って最近よく聞くけど、どんな菌なの?」 「レジオネラ菌に感染すると、どうなるの?」 レジオネラ菌に関してニュースや新聞で見かけることがあり、上記のような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。国立感染研究所の発表によると、レジオネラ菌による感染の報告数は、夏と秋にかけて多くなると言われています。[1] これから夏のシーズンに入り、レジオネラ菌感染による報告数が多くなると予測されるため、前もって知識をつけておくことが必要です。 この記事では、レジオネラ菌が感染する原因について詳しく解説します。その他、レジオネラ菌が感染した際の治療方法や予防方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
レジオネラ菌という名前を聞くと特別な病原体のように感じるかもしれませんが、実はもともと自然界に存在している細菌です。川や湖、温泉、土の中など、私たちの身近な環境に広く生息しています。確認されている種類は60以上あり、その中でも「レジオネラ・ニューモフィラ」という菌が人に感染し、レジオネラ症を引き起こします。 自然の中では大量に増えることはあまりありませんが、ビルの冷却塔や循環式の浴槽など、水温が20℃以上になる人工的な水環境では増殖しやすくなります。つまり、「水の管理」が大きなポイントになる菌なのです。特に高齢者や免疫力が落ちている人は、感染すると重症化しやすいため注意が必要です。
レジオネラ菌に感染してから症状が出るまでの期間は、だいたい2〜10日ほどです。長い場合でも16日程度といわれています。最初は発熱やだるさ、食欲不振、頭痛、下痢など、風邪と見分けがつきにくい症状から始まることが多いのが特徴です。そのため、「ただの風邪かな」と見過ごしてしまうこともあります。 感染の多くは、汚染された水から出る細かい水しぶきを吸い込むことによって起こります。これをエアロゾル感染といいます。温泉や浴場、冷却塔の水などが原因になることがあります。また、汚染された水を誤って飲み込んだり、土ぼこりを吸い込んだりすることも感染のきっかけになります。 ただし、人から人へうつることはありません。そこは大きな安心材料と言えるでしょう。
レジオネラ菌に感染した場合、大きく二つのタイプに分かれます。 一つは「ポンティアック熱」と呼ばれる軽症型です。発熱やだるさ、筋肉痛などインフルエンザのような症状が出ますが、肺炎にはならず、数日から1週間ほどで自然に回復することがほとんどです。 もう一つが「レジオネラ肺炎」です。こちらは注意が必要です。発熱や倦怠感に加え、咳や血痰、ぼんやりする、手足がけいれんするといった症状が現れることがあります。治療せずに放置すると命に関わることもあり、致死率は非常に高いとされています。しかし、きちんと治療を受ければ致死率は大きく下がります。 「早く気づくこと」が、結果を大きく左右する病気なのです。
レジオネラ菌の感染が疑われる場合、医療機関ではいくつかの検査が行われます。痰を培養して菌を特定する検査、尿で抗原を調べる検査、遺伝子を増やして判定する検査などがあります。 もしレジオネラ肺炎と診断された場合は、抗菌薬による治療が必要です。マクロライド系やニューキノロン系などの薬が使われます。一方で、ポンティアック熱のように軽症の場合は、解熱剤や鎮痛薬などで症状を和らげながら経過を見ることが多いです。 重症化するかどうかは、診断のタイミングと治療開始の早さが鍵になります。
レジオネラ菌は特別な場所だけにあるわけではなく、家庭の浴槽や空調設備などにも潜む可能性があります。だからこそ、日頃の管理が大切です。 浴槽は毎日洗い、使っていない蛇口も定期的に水を流して掃除することが基本です。空調設備の冷却塔がある場合は、定期的なメンテナンスが欠かせません。 温泉や入浴施設を利用する場合は、体調が悪いときや免疫力が落ちているときは無理をしないことも大切です。高齢者は特に重症化しやすいため、「今日は少し疲れているな」と感じたら利用を控える判断も必要です。
レジオネラ菌は自然界に存在する細菌ですが、人工的な水環境で増殖しやすく、吸い込むことで感染します。軽症で済む場合もありますが、肺炎型になると命に関わることもあります。ただし、人から人へは感染しません。大切なのは、水環境の清潔を保つこと、体調が優れないときは無理をしないこと、そして症状が気になる場合は早めに医療機関を受診することです。特別に怖がる必要はありませんが、「正しく知って、正しく備える」ことが、レジオネラ菌から身を守る一番の方法です。
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