2021/01/20
新型コロナウイルス感染症の流行によって私たちの生活は大きく変わりました。飲食業界は大打撃を受け、年間倒産件数は過去最多となっています。緊急事態宣言の影響により時短営業を余儀なくさせられている店舗も多く、各店で試行錯誤が繰り広げられています。そこで時短営業の対応策として、テイクアウトのみの夜営業が始まったところもあります。今回はそんなテイクアウトと密接な関係となる食中毒について説明していこうとおもいます。
飲食店を運営するうえで、食中毒予防は避けて通れない課題です。開業時には保健所への届出が必要で、調理師免許ではなく「食品衛生責任者」の資格を持つ人を配置しなければなりません。この資格は17歳以上で取得でき、有効期限もなく、飲食店や食品加工施設における衛生管理の中心的な役割を担います。食品衛生責任者には、日常的に衛生管理に注意し、食中毒を未然に防ぐ責任があります。
食中毒が疑われる事例が発生すると、管轄の保健所が調査を行います。医師からの情報提供は食品衛生法に基づいて行われ、個人情報保護の問題には該当しません。その後、患者への聞き取り調査を通じて、飲食店や摂取した食品、症状などが確認されます。 調査の結果、飲食店側の過失が認められた場合は、原則として調査終了後1か月以内を目安に行政処分が行われます。
食中毒予防の基本は「つけない・ひろげない・やっつける・もちこまない」の4原則です。手洗いを徹底し、菌を食品に付着させないこと、適切な温度管理で菌を増やさないこと、加熱や器具の消毒で菌を除去すること、そして体調不良の人が調理に関わらないことが重要です。 生肉や生魚と他の食材を分けて扱う、包丁やまな板を使い分けるといった基本的な対応が、食中毒リスクを大きく下げます。
近年増加しているテイクアウトは、食中毒リスクが高まりやすい提供形態です。多くの店舗はテイクアウト専門ではなく、保管場所や温度管理が十分でない場合があります。特に夏場は外気温が高く、店頭販売や簡易的な保管方法では食品が傷みやすくなります。 また、お客さん側の行動も影響します。持ち帰り途中で寄り道をしたり、車内に放置したりすることで、食品の劣化が進むケースも少なくありません。
食中毒の原因には、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、カンピロバクター、ノロウイルスなどがあります。それぞれ発生源や予防方法が異なり、ノロウイルスはアルコール消毒が効かない点に注意が必要です。 全体の発症数は減少傾向にありますが、原因別に見ると季節性があり、自然毒は春から増加し、ウイルス性食中毒は冬に多く、寄生虫は年間を通じて発生しています。
食中毒予防は、飲食店側の衛生管理だけでなく、提供方法や利用する側の行動も含めて考える必要があります。食品衛生責任者を中心に基本原則を徹底し、テイクアウトでは温度管理と「早めに食べきる」意識を共有することが重要です。食中毒は正しい知識と日常的な注意で防げるものであり、飲食店と利用者の双方が意識を持つことが、安全な食の提供につながります。
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訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。