2021/09/15

薬の飲み忘れ防止アプリ!有病者の多くが残薬あり

何かしらの薬を服用している方の数は年々増加傾向となっています。用法用量を守り、正しく服用しなければいけません。そこで今回は服用忘れ防止のための薬管理アプリや薬の情報がわかるアプリを紹介していきます。

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有病者の現状

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国民健康・栄養調査によると、令和元年時点で肥満者は男性33パーセント、女性22パーセントにのぼります。BMI25以上が基準であり、高度経済成長期以降その割合は増加してきました。一方で痩せている人は男性3.9パーセント、女性11.5パーセントです。糖尿病が疑われる人は男性19.7パーセント、女性10パーセントで、栄養状態の改善とともに患者数は増加しています。収縮期血圧の平均は男性132、女性126で、140以上の割合は男性約30パーセント、女性約25パーセントです。血中コレステロールの上昇も動脈硬化の要因となっており、有病者の増加は常用薬の増加につながっています。

薬の飲み忘れと患者意識

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常用薬が増える中で問題となるのが飲み忘れです。日本調剤の調査では、半数以上が処方薬の飲み残し経験があると回答しました。主な理由は飲み忘れです。処方薬の効能を理解している人は95パーセントと高い一方、副作用まで把握している人は約65パーセントにとどまります。飲み残した薬を保管し、何かあったときに使うという人も多いですが、薬には使用期限があり、適切に管理しなければ効果が十分に発揮されない可能性があります。

高齢者の服薬管理と薬局問題

高齢者の多くは1か月に複数種類の薬を処方されており、服薬管理は約88パーセントが自分で行っています。家族や施設スタッフに頼る人もいますが、誰にも頼めないと答える人も少なくありません。また、病院隣接の薬局をめぐる薬局問題もあります。院内薬局の方が便利で安く感じるという声や、院外薬局の方が時間を選べるという意見など、評価は分かれています。制度改革には利便性と安全性の両立が求められます。

お薬手帳とかかりつけ薬剤師

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常用薬増加への対策として、お薬手帳やかかりつけ薬剤師制度が導入されました。お薬手帳により処方歴を一元管理でき、重複投与や副作用を防ぐことができます。かかりつけ薬剤師は薬だけでなく健康や介護の相談にも対応します。しかし、制度が整っていても患者自身が規則正しく服用しなければ効果は得られません。そこで服薬管理アプリや、曜日別ケースなどの物理的な管理方法が活用されています。

飲み忘れ時の注意と今後の課題

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服薬で最も注意すべきなのは飲み忘れ時の対応です。飲み忘れを取り戻そうとして追加服用すると、用量を超え副作用のリスクが高まります。医師の指示通りの用法用量を守ることが基本です。有病者の増加と高齢化が進む中で、正しい服薬管理の重要性はさらに高まっています。

まとめ

肥満や糖尿病などの有病者は増加傾向にあり、それに伴い常用薬も増えています。しかし飲み忘れや自己判断による服薬が問題となっています。お薬手帳やかかりつけ薬剤師、アプリや物理的管理方法を活用しながら、正しい服薬を継続することが健康維持の鍵となります。