2022/04/27

老老介護とは?解決策について解説

高齢化により、介護問題がとても増えています。その中でも特に問題とされているのが「老老介護」です。老老介護は深刻な問題を引き起こす可能性があり、社会全体の課題にもなっています。将来誰もが老老介護になる可能性があるため、詳しく理解し対策を考える必要があります。 「子供がおらず、将来の介護に不安がある」「家族の介護に悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてください。

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老老介護とは何か

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老老介護とは、65歳以上の高齢者が65歳以上の高齢者を介護している状態を指します。高齢夫婦や兄弟、親子などが該当します。国民生活基礎調査では、介護者は配偶者が最も多く、次いで子どもや子どもの配偶者が続きます。同居する高齢者同士の介護は年々増加しており、特に75歳以上同士のケースも少なくありません。

老老介護が増えている背景

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背景には高齢化と平均寿命の延伸があります。若年世代が減少し、高齢者が高齢者を支えざるを得ない状況が広がっています。核家族化や夫婦のみ世帯の増加、共働きや晩婚化などライフスタイルの変化も影響しています。 さらに、経済的理由や制度への理解不足から介護サービスを利用しない場合もあり、結果として家族だけで抱え込むケースが増えています。

認認介護との違い

老老介護に似た言葉として認認介護があります。これは認知症の高齢者が認知症の高齢者を介護している状態を指します。介護者自身が認知症に気づかないまま支援を続け、事故や共倒れにつながる危険性が高い点が特徴です。老老介護の中でも特にリスクの高い状況といえます。

老老介護の問題点

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老老介護では身体的・精神的負担が大きくなります。体力の低下した高齢者が介護を担うため、腰痛や体調悪化を招きやすくなります。精神的にも孤立しやすく、うつや認知機能低下につながる場合があります。 介護度が上がるほど時間的負担も増え、自分の時間が持てなくなります。疲労が蓄積すると、介護放棄やネグレクトなど深刻な事態につながる可能性もあり、共倒れのリスクが高まります。

解決に向けた対策

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まずは一人で抱え込まず、家族や親族に相談することが大切です。介護は同居者だけの責任ではありません。家族全体で役割や金銭面について話し合う必要があります。 相談先として地域包括支援センターがあります。専門職が状況を整理し、必要なサービスにつなげてくれます。ヘルパーや訪問看護、デイサービス、ショートステイなどを組み合わせることで負担を軽減できます。利用には介護認定が必要ですが、申請は役所で行えます。

まとめ

老老介護は高齢化や家族形態の変化を背景に増加しています。身体的・精神的負担が大きく、認認介護ではさらに危険性が高まります。共倒れを防ぐためには、早めの相談と介護サービスの活用が不可欠です。一人で抱え込まず、地域の支援につなげることが重要です。