2020/05/29
新型コロナウイルス感染症が日本国内で流行し始めた頃、死亡リスクが高いのは高齢者や基礎疾患を持っている人という報道がありました。これは新型コロナウイルス感染症だけではなく、全ての感染症・疾患でもいえることです。特に高齢者の方のがん治療においては患者本人の体力が重要になります。そこで今回は治療における高齢者の体力の重要性や体力向上の方法について紹介していこうと思います。
年齢を重ねるたびに体力が低下してしまうのは人間の性質上仕方がないことなのかもしれません。文部科学省とスポーツ庁が主体で調査している「体力・運動能力調査」の結果をみると、握力のピークは30歳代で訪れることが明らかになっています。その後、握力は減少し続け70歳代になると中学生の握力と同程度になります。 日本人の体力は年々減少傾向にあり、近年ではパソコンを使った仕事や座った状態でできる仕事が多くなったことが背景にあると考えられます。
医療では体力が重要になることがあります。医療では体力があるかないかでできる治療法が変わってくるからです。抗がん剤治療など身体への負担が大きな治療を選択するときには患者本人の体力が一定以上なければいけません。 外科的切除を行う場合は全身麻酔下で手術を行い、場合によっては数日寝たきりで過ごし体力が回復するのを待つことになります。このような大掛かりな処置に耐えられる力があるかないかを判断する上でも体力は重要になります。
高齢者の体力を評価する方法として、日常生活を自立して送れているかどうかが挙げられます。料理の準備や片付け・掃除・洗濯・排泄などを自分でできていて、息苦しさや疲れが一般的であれば体力があるといえるでしょう。 また、ウォーキングなど定期的な運動をしているかどうかも体力の有無に大きく関係します。高齢者の体力には栄養や水分状態も大きく関係しており、栄養不足や脱水症状を見極めることが重要です。
血液検査ではアルブミン値を確認し、3.5g/dl以下の場合は低栄養と判断されます。 身体測定では身長と体重からBMIを算出し、体重の減少率から体力低下を予測します。1ヶ月に5%以上、3ヶ月に7.5%以上の体重減少がある場合は低栄養状態のリスクが高くなります。 また、皮膚の乾燥や皮膚の張りの低下は慢性的な脱水症状を示すサインとなります。
脳血管疾患では後遺症により自立した生活が難しくなり、体力が低下します。 がん治療では化学療法・外科療法・放射線療法があり、いずれも体力や免疫力が必要となります。 消化器疾患や下痢・便秘が続く場合は栄養吸収が低下し、体力低下を招く恐れがあります。 さらに、高齢になると味覚障害・嗅覚障害が起こり、食事への意欲が低下することがあります。
高齢者の体力は治療の選択や予後に大きく影響します。規則正しい生活を送り、適度な運動と食事の工夫を行うことが体力維持につながります。持病を抱えている方は、かかりつけ医に相談しながら無理のない範囲で体力向上に取り組みましょう。近年は、入院しながら治療することが難しくなってきています。そこで私たちは、住み慣れたお住いに、24時間365日いつでも、どこでも、誰にでも医療をお届けするサービスを提供しております。もちろん緊急事態にも24時間体制で医師と看護師が対応いたします。好きな地元でゆっくり落ち着いて、お一人お一人その人らしく療養できるよう、患者様やご家族様に寄り添った医療を提供いたします。地域を愛し地域に根付き地域に愛される強い信念でお手伝いさせていただきますので、最期までお付き合いさせてください。
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訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。