2020/04/24

高齢者施設における感染症対策マニュアルでCOVID-19対策!

高齢者は若い世代と異なり、疾患に罹患した際の致死率が高くなります。介護や医療の現場ではそういった高齢者の特徴を把握しながら感染症予防をしているのです。しかし、2020年3月ごろからパンデミック(世界的流行)を起こした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は例外でした。発熱や咳など一見すると風邪のような症状が特徴で、その後味覚障害や嗅覚障害などCOVID-19の特異的な症状が見られます。そんなCOVID-19をはじめとする感染症について紹介していくとともに、高齢者が感染した事例について紹介していこうと思います。

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高齢者と病気・感染症

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高齢者は若い世代と比べて、同じ疾患に罹患しても致死率が高くなる傾向があります。例えば胃がんのように、年齢によって治療方針が大きく異なる病気もあります。若い世代であれば手術や抗がん剤治療が選択されやすい一方で、高齢者の場合は身体への侵襲を考慮し、慎重な判断が必要になります。 治療の選択肢が限られることで、結果的に予後が悪化する可能性があり、これが高齢者の致死率が高くなる一因となっています。

高齢者の身体的特徴と感染リスク

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高齢者と感染症を語る上で欠かせないのが、身体機能の変化です。 免疫力の低下により、T細胞やB細胞の働きが弱まり、感染症を初期段階で抑えにくくなります。そのため、風邪をひきやすく、回復にも時間がかかる傾向があります。 また、腎臓や肝臓、胸腺などの臓器機能も低下します。これにより薬の代謝が十分に行われず、治療効果に差が生じることがあります。特に胸腺の機能低下は免疫力の低下に直結します。

感染症の歴史

感染症は人類と長く共存してきました。 天然痘は紀元前から存在し、致死率が20〜50%と非常に高く、1980年にWHOが世界根絶宣言を出すまで人類を苦しめ続けました。 ペストはヨーロッパを中心に流行し、14世紀のパンデミックでは全人口の約22%が亡くなったとされています。 また、第一次世界大戦中に流行したスペイン風邪は、世界で数億人が感染し、数千万人が死亡しました。 SARSも同じコロナウイルス属の感染症として、中国を起源に流行し、2003年に終息しています。

高齢者施設における感染症事例

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2004年には、大阪府の高齢者社会福祉施設でノロウイルスの集団感染が発生しました。入所者だけでなく職員や調理員にも感染が拡大し、最終的に39名が感染しています。認知症患者の受け入れ施設であったことから、衛生管理が難しかった点が指摘されています。 2020年には、千葉県内の介護老人保健施設やケアハウスでCOVID-19の集団感染が報告されました。手洗い・うがいの徹底や、体調不良時の自宅療養が重要とされています。

高齢者とCOVID-19から学ぶこと

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高齢者は免疫力や呼吸器機能の低下により、COVID-19に感染すると重症化しやすい傾向があります。腎臓や肝臓、胸腺だけでなく、呼吸器系の機能低下も重症化の要因となります。 過去の集団感染事例から、「いつでも感染するリスクがある」という意識を持ち、日常生活の中で感染予防を徹底することが求められます。

まとめ

高齢者は感染症に罹患した際、重症化しやすい身体的特徴を持っています。COVID-19を含む感染症への対策として、日常的な予防と体調不良時の適切な対応が重要です。近年は、入院しながら治療することが難しくなってきています。そこで私たちは、住み慣れたお住いに、24時間365日いつでも、どこでも、誰にでも医療をお届けするサービスを提供しております。