2020/06/19
高齢者の方でも若い世代の方でもそれぞれ「悩み」を抱えています。特に近年では、ストレス社会と呼ばれるほどストレスを抱えている人が多いです。若い世代ではストレスが原因で「自殺」をしてしまう人が多く社会問題となっています。では、高齢者の世代ではどのようなことが悩みとなるのでしょうか。今回は高齢者における悩みについて考えていこうと思います。
内閣府の平成26年度「高齢者の日常生活に関する意識調査」では、全国の60歳以上の男女6000人を対象に調査が行われました。 高齢者の生活形態を見ると、独居が約12%、高齢者夫婦のみが約40%を占めています。 子ども世代と同居している割合は約25%、孫世代を含めて同居している割合は約10%でした。 高齢者夫婦のみ、または独居世帯だけで全体の約50%を占めており、「自分たちの生活は自分たちで行いたい」「子どもに迷惑をかけたくない」と考えている家庭が一定数存在することが分かります。
高齢者の金銭的な悩みは、現役世代のように働くことができず、収入が年金中心になることが要因です。 年金の受給額は加入している制度によって異なり、国民年金のみの場合は月額約5万6000円、厚生年金と国民年金の場合は月額約14万5000円とされています。 一方で、高齢者世帯の平均所得は297万円であるのに対し、2人以上世帯の年間支出は約320万円となり、毎年約30万円の赤字が生じています。 さらに、老後2000万円問題の報道により、将来への不安が強まりました。 高齢者世帯の貯蓄現在高の中央値は1560万円であり、多くの世帯が2000万円未満で生活している現状があります。
高齢になると、関節の動きが悪くなったり筋肉量が低下したりすることで、日常生活に制限が出てきます。 外出意欲については、高齢者の約60%が外出したいと考えている一方、約40%は外出したくないと回答しています。 外出の障害としては、道路の段差や傾斜、ベンチや椅子など休憩場所の少なさ、公共交通機関の不十分さ、トイレの少なさなどが挙げられました。 また、友人が少ない人や身体的な制限を感じている人ほど、外出への意欲が低くなる傾向が見られます。
内閣府の調査では、高齢者が医療サービスを受ける頻度の高い疾患として、循環器系、内分泌系、筋骨格系、目の病気、泌尿器系、悪性新生物が挙げられています。 加齢に伴い通院頻度が増えることで、健康面の悩みは大きくなります。 さらに、要介護状態になることへの不安も強く、家族への肉体的・精神的負担、介護にかかる経済的負担、住環境や医療体制への不安など、健康に付随した悩みも多く見られます。
高齢者の悩みは、金銭・生活・健康が単独で存在するのではなく、互いに影響し合いながら重なって存在しています。 家庭環境や身体状況によって悩みの内容は異なり、一人ひとり異なる背景を持っています。
高齢者の悩みは、金銭・生活・健康の3つに整理できますが、その内容は千差万別です。特に健康面の悩みについては、医療や介護の体制が整いつつあります。不安を一人で抱え込まず、必要に応じて相談や支援を活用することが重要です。
「最近、昼間なのにウトウトしてしまう」 「家族がずっとぼんやりしていて心配…」 高齢者の中には、日中に強い眠気を感じる「傾眠傾向」が見られることがありますが、単なる疲れと見過ごしてしまうことも少なくありません。傾眠傾向は、体力の低下や病気、薬の副作用など、さまざまな原因で引き起こされるため、注意が必要です。本記事では、傾眠傾向の特徴や原因、具体的な対処法について詳しく解説します。大切な人の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
「急に怒り出したり、話が通じないことが増えた」 「最近、問題行動が多くなってきた」 高齢の家族に見られるこうした変化は、認知症による「問題行動」かもしれません。認知症の進行に伴って、本人も家族も戸惑うような行動が見られることがあります。しかし、こうした問題行動には、認知症が引き起こす不安や混乱が影響しているため、家族だけで対処するのが難しい場合も少なくありません。 本記事では、認知症の問題行動の特徴や対処法について解説します。大切な人のために、少しでも穏やかで安心できる生活環境を整えるためにも、ぜひ参考にしてください。
「食事中にむせることが増えた」 「飲み込むのが大変そうになっている」 高齢の家族に見られるこうした変化は、嚥下機能の低下によるものかもしれません。嚥下機能の低下は、食事の楽しみを奪うだけでなく、誤嚥性肺炎や栄養不足といった健康リスクを引き起こす可能性があります。しかし、嚥下機能低下は早期のケアや適切な対策によって予防・改善が可能です。 本記事では、嚥下機能が低下する原因や具体的な対策について解説します。
訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。
訪問診療をはじめとする在宅医療が普及してきました。多くの医療機関が「患者さんを待つ医療」から「患者さんの元へ行く医療」へ挑戦しています。しかし、今までの医療の常識から考えると医療設備の整った病院やクリニックへ行き、必要に応じた検査をした結果で投薬など治療を受けるイメージですよね。そのイメージを持っている人は、訪問医療など在宅医療に対して「しっかり治療できるのか」という不安な気持ちを抱くこともあるのではないでしょうか。そこで、今回は訪問診療で実際に「できること」と「できないこと」についてご紹介していこうと思います。
在宅医療という言葉にも市民権が与えられつつありますが、自分の最期や家族の最期をどこでどう迎えたいかを考えるきっかけの一つになっている方も多いのではないでしょうか。マスメディアでも在宅医療や訪問診療、訪問看護について特集が組まれることも多くなり、これからの日本の医療で中心的な存在になってくることがわかります。 そこで、今回は在宅療養支援診療所として訪問診療所や訪問看護ステーションを選ぶ際に事前にチェックしておきたいメリットとデメリットについて紹介していきます。ご自身や家族の方を参考にしながらメリット・デメリットを見比べてください。