2020/11/16
高齢者の方にとって冬は特に気をつけなければいけないシーズンです。その理由として風邪の流行や、ウイルス性胃腸炎などの食中毒、ヒートショックなど突然死の危険性が高くなるからです。また、2019年から世界規模で流行している新型コロナウイルス感染症も猛威を奮うことが懸念されています。そこで今回は高齢者の方がインフルエンザを予防するためにはどのようなことをしなければいけないのか紹介していきます。
インフルエンザはヒトーヒト感染だけでなく、動物にも感染する特徴があり、鳥インフルエンザや豚インフルエンザのように動物で感染を繰り返すことでウイルスが変異する可能性があります。変異によって感染力や毒性が強くなる恐れがあり、毎年のマイナーチェンジだけでなく突然変異が起きれば、より危険な感染症になるリスクを秘めています。
冬は空気の乾燥でウイルスが体内に入りやすくなり、風邪だけでなく季節性インフルエンザも流行します。風邪と大きく違う点は、インフルエンザでは筋肉痛や関節痛、強い倦怠感や寒気が起きやすいことです。さらに、風邪は自然治癒することが多い一方で、インフルエンザは放置すると合併症につながる可能性があり、注意が必要になります。
インフルエンザの合併症として肺炎とインフルエンザ脳症が知られています。肺炎は体力が低下したところへ細菌が感染して起こることがあり、二次性細菌性肺炎と呼ばれる場合があります。インフルエンザ脳症は主に小児が罹患しやすく、意識障害やけいれん、嘔吐、頭痛などが特徴で、1歳〜2歳に集中して発症し年間およそ300人が発症しています。治療薬としてタミフルやリレンザがあり、タミフルは子供で異常行動の報告が相次いだことから、10代への服用制限が話題になりました。インフルエンザは子供だけでなく高齢者にも注意が必要で、新型インフルエンザとして感染力・毒性が上がる可能性も踏まえて予防策が求められます。
予防としてまず重要なのは手洗いと消毒です。付着したウイルスを鼻や口から体内に入れないため、外出後は手洗いを行い、アルコール含有の消毒液でこまめに消毒します。手洗いは30秒〜1分を目安にし、流水で洗い流して清潔なタオルで拭きます。ハンドソープがない場合も、流水下で30秒洗うだけで手のウイルス数を減らせます。うがいも重要で、ブクブクうがいとガラガラうがいを行い、口の中だけでなく喉粘膜のウイルスを吐き出すことを意識します。鼻うがい用のボトルも販売されており、冬の対策として紹介されています。
飛沫感染を防ぐためマスク着用が必須で、鼻と口を覆い顔にフィットするよう調節します。冬は換気が疎かになりがちですが、「3密(密閉・密集・密接)」を避けるためにも換気を行い、WHOの目安では1時間に6回の換気が推奨されています。6回が難しくても3回程度は換気し、加湿器などで適度な湿度を保つことが勧められています。インフルエンザにはワクチンがあり、高齢者は定期接種として一部公費負担があります。流行する型が毎年異なるため確実な予防はできなくても、肺炎やインフルエンザ脳症など重症化を防ぐ働きがあるため、自治体のお知らせを確認して接種を検討します。
冬は高齢者にとって感染症や突然死のリスクが高まり、インフルエンザも変異の可能性や合併症を踏まえて予防が重要になります。手洗い・消毒、うがい、マスク、換気と湿度管理に加え、定期接種としてのワクチン接種を組み合わせることで重症化を防ぎやすくなります。高齢者は体力や免疫力が低下し重症化しやすいため、紹介した予防法を実践してインフルエンザや新型コロナウイルス感染症を予防していきます。
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訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。
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