2022/05/18
高齢になると、自分で判断して手続きすることが難しくなる可能性があります。そんな時に利用するのが「成年後見制度」です。では実際にどのように利用するのでしょうか? 今回は成年後見制度が必要なケースや申請方法などを解説します。「成年後見制度を利用するか悩んでいた」「最近家族が認知症と診断されて困っていた」という方はぜひ参考にしてください。
成年後見制度とは、病気や怪我などで判断能力が不十分になった方を法的に支える制度です。財産管理や契約手続きなどを本人に代わって行い、生活上の不利益を防ぎます。制度には、将来に備えて本人が選ぶ「任意後見」と、すでに判断能力が低下している場合に家庭裁判所が選任する「法定後見」があります。
法定後見は、判断能力の程度によって「後見」「保佐」「補助」の三つに分かれます。 後見は常に判断能力を欠く状態で、重度の認知症などが対象です。保佐は判断能力が著しく不十分な状態で、大きな財産契約などに支援が必要な場合です。補助は判断能力が不十分で、日常生活は可能でも重要な契約に援助が望ましい状態を指します。 本人が申し立てできないため、親族や市町村が家庭裁判所に申立てを行い、裁判所が後見人を選任します。
代表的なのは財産管理が難しくなった場合です。暗証番号を忘れる、支払い管理ができないといった状況では、後見人が銀行手続きや医療費・介護費の管理を行います。 また「身上監護」として、入退院手続き、住居契約、介護保険申請など、生活環境を整えるための法律行為も支援します。
法定後見では、医師の診断書を用意し、必要書類を家庭裁判所に提出します。面接や審理を経て審判が下り、確定後に登記され正式に開始となります。結果まで1〜3か月かかる場合があります。 任意後見では、将来支援を依頼する相手を選び、支援内容を決め、公正証書で契約を結びます。その後、法務局に登記されます。
法定後見は申立費用や登記費用が必要で、任意後見も契約書作成や登記費用がかかります。いずれも後見人への報酬が発生します。 親族の支援が難しい場合や、財産管理や契約に不安がある場合は、早めに地域包括支援センターなどで相談し、制度の利用を検討することが大切です。
成年後見制度は、判断能力が低下した方の財産と生活を守るための法的支援制度です。任意後見と法定後見があり、状況に応じて活用できます。将来の安心のためにも、制度の仕組みと申請方法を理解しておくことが重要です。
「最近、昼間なのにウトウトしてしまう」 「家族がずっとぼんやりしていて心配…」 高齢者の中には、日中に強い眠気を感じる「傾眠傾向」が見られることがありますが、単なる疲れと見過ごしてしまうことも少なくありません。傾眠傾向は、体力の低下や病気、薬の副作用など、さまざまな原因で引き起こされるため、注意が必要です。本記事では、傾眠傾向の特徴や原因、具体的な対処法について詳しく解説します。大切な人の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
「急に怒り出したり、話が通じないことが増えた」 「最近、問題行動が多くなってきた」 高齢の家族に見られるこうした変化は、認知症による「問題行動」かもしれません。認知症の進行に伴って、本人も家族も戸惑うような行動が見られることがあります。しかし、こうした問題行動には、認知症が引き起こす不安や混乱が影響しているため、家族だけで対処するのが難しい場合も少なくありません。 本記事では、認知症の問題行動の特徴や対処法について解説します。大切な人のために、少しでも穏やかで安心できる生活環境を整えるためにも、ぜひ参考にしてください。
「食事中にむせることが増えた」 「飲み込むのが大変そうになっている」 高齢の家族に見られるこうした変化は、嚥下機能の低下によるものかもしれません。嚥下機能の低下は、食事の楽しみを奪うだけでなく、誤嚥性肺炎や栄養不足といった健康リスクを引き起こす可能性があります。しかし、嚥下機能低下は早期のケアや適切な対策によって予防・改善が可能です。 本記事では、嚥下機能が低下する原因や具体的な対策について解説します。
「夜中に急に落ち着かなくなり、家の中を歩き回る」 「普段は穏やかなのに、突然怒り出したり、不安そうにしている」 ご家族にこうした行動が見られると、認知症かもしれないと心配になりますよね。しかし、それは認知症ではなく、せん妄かもしれません。せん妄は認知症と似ていますが、症状が突然現れるため、急激な変化に周囲の人は心配になってしまうことも多いです。 本記事では、せん妄の症状や原因、認知症との違い、そして予防法について解説していきます。
「歩くだけでも息切れするようになった」 「疲れやすいし、食欲もあまり沸かない」 高齢者に見られるこうした体調の変化は、心不全の兆候かもしれません。心不全は、心臓の機能が低下して全身に十分な血液を送り出せなくなる状態で、急性の場合は命に関わる危険もあります。また、慢性心不全では、症状が徐々に進行し、生活の質に大きな影響を与えることがあります。 本記事では、高齢者に多い心不全の特徴や原因、症状、そして予防方法についてわかりやすく解説します。ご家族やご自身の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。