2019/09/27
在宅医療を利用する際に、毎月どれくらい利用料がかかるのか気になる方がいると思います。患者様やご家族の経済的な負担を考慮して在宅医療は提供されますが、ここで概算にはなりますが在宅医療にかかる費用を計算してみたいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
在宅医療にかかる費用は、大きく分けて①医療機関への支払い、②薬局への支払い、③介護保険の自己負担の3つがあります。 ①医療機関への支払いは、訪問診療を行う医療機関に対する費用で、原則として医療保険が適用されます。医師が自宅を訪問して診療を行う点では居宅療養管理指導と似ていますが、居宅療養管理指導は介護保険が適用され、要介護・要支援認定を受けた方のみが利用できます。 ②院外薬局を利用する場合は、薬剤費や調剤費が別途発生します。薬剤費は使用する薬によって異なるため、かかりつけ薬局への相談が必要です。 ③在宅ケアを受ける多くの方は介護保険も併用します。この場合、医療費とは別に、要介護度やケア内容に応じた介護保険の自己負担が発生します。 医療保険が適用される在宅医療は、子どもから高齢者まで幅広い年齢層が対象となる医療サービスであり、その費用は主に6つの要素で構成されています。
基本的な診療費: 外来医療でいう初診料・再診料にあたる部分で、「在宅患者訪問診療料」が該当します。訪問頻度や建物区分、自宅で最期を迎えるターミナルケアかどうかによって点数が異なります。がん治療中で在宅での看取りを前提とする場合には、在宅ターミナルケア加算や死亡診断加算が算定されます。 緊急時の診療費: 往診は、当初の訪問計画外で医師が訪問した場合に算定されます。時間帯や休日、深夜によって加算点数が異なり、必要に応じて「在宅患者緊急時等カンファレンス料」が加算されることもあります。 各種検査費用: 採血や画像診断など、在宅医療で実施した検査は、外来・入院と同じ保険点数で算定されます。 介護保険の適用範囲: 介護用品のレンタルや居宅療養管理指導など、介護保険が適用されるサービスも在宅医療の一部として含まれます。 自費負担: 医療機関から自宅までの距離に応じて交通費を設定している事業所もあります。多くの場合、1kmあたり50円程度と比較的低額です。なお、死亡診断後の処置で訪問看護を利用する場合は自費扱いとなります。 その他の費用: 訪問看護、薬剤費、医療材料(留置カテーテルやカニューレ交換など)も在宅医療費に含まれます。
在宅医療の費用は保険点数で計算され、1点=10円です。自己負担額は、この金額に自己負担割合(1割〜3割)を掛けて算出します。 代表的な点数には以下があります。 在宅患者訪問診療料、 同一建物居住者以外:833点、 同一建物居住者:203点、 在宅時医学総合管理料:680点〜4,600点、 在宅ターミナルケア加算:4,500点、 往診料(再診):720点+72点、 緊急往診加算:650点、 夜間・休日加算:1,300点、 深夜加算:2,300点、 このほか、点滴管理、訪問看護指示料、各種在宅管理料(在宅酸素療法、中心静脈栄養、人工呼吸管理など)が加算されます。
条件: 月3回の訪問診療、 往診1回、 院外処方あり、 自宅まで往復4km 1割負担の場合: 訪問診療料:2,499円、 在宅時医学総合管理料:3,700円、 在宅療養実績加算:300円、 往診料:844円、 交通費:648円、 月額目安:約7,991円 3割負担の場合: 訪問診療料:7,497円、 在宅時医学総合管理料:11,100円、 在宅療養実績加算:900円、 往診料:2,532円、 交通費:648円、 月額目安:約22,677円 ※実際の費用は、病状や加算内容によって異なります。
在宅医療の費用には、訪問診療だけでなく、訪問看護、薬剤費、居宅療養管理などが含まれます。医療保険が適用されるため、入院医療と比較して自己負担が抑えられるケースも少なくありません。 本記事で紹介した金額はあくまで目安ですが、在宅医療にかかる費用感を把握する一助となれば幸いです。実際の利用にあたっては、医療機関や保険の種類、自己負担割合によって異なるため、事前に相談することが重要です。
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訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。