2022/10/12
最近、「歩くのが遅くなった」「出かけるのが億劫」「体重が減った」などと感じたことはありませんか?そのような場合には、フレイル状態がはじまっているかもしれません。 今回は、フレイルについて解説します。高齢者やその家族はぜひ最後まで読んで、参考にしてみてください。
フレイルとは、高齢者が加齢や病気の影響によって心身の活力や生活機能が低下し、将来的に要介護状態へ移行する可能性が高まった状態を指します。いわば「健康」と「要介護」の中間に位置する段階です。 多くの高齢者は、突然要介護になるのではなく、健康な状態から徐々にフレイルを経て要介護へと進行します。だからこそ、この段階で気づき、対策を講じることが重要です。フレイルは早期であれば回復が見込める可逆的な状態でもあります。理解し、セルフケアを始めることが介護予防の第一歩となります。
フレイルの背景には、生活習慣病などの慢性疾患と加齢が深く関わっています。心疾患や脳血管疾患、高血圧、呼吸器疾患、貧血、抑うつなどの疾患は身体機能を徐々に低下させます。 さらに、活動量や社会参加の減少、筋力低下、認知機能の低下、低栄養、体重減少、疲れやすさ、喫煙習慣などが重なることで、フレイルは進行します。特に外出機会が減ると筋力が落ち、歩くことが億劫になり、さらに外に出なくなるという悪循環が生じます。この循環をどこかで断ち切ることが重要です。
フレイルは自分で気づくことができます。最近体重が減っていないか、以前より疲れやすくなっていないか、歩く速度が遅くなっていないか、握力が低下していないか、運動習慣が減っていないか。こうした変化は小さく見えても重要なサインです。 体重減少、筋力低下、疲労感、歩行速度低下、身体活動の低下のうち三つ以上当てはまればフレイル状態、一つでも該当すれば予備軍と考えられます。早く気づくことが、その後の回復可能性を高めます。
フレイル予防の基本は食事と運動です。食事は身体を支える土台であり、特に高齢者ではたんぱく質の摂取が重要です。肉や魚、卵、大豆製品、乳製品などを意識して取り入れることで、筋肉量の維持につながります。食事量が減りやすい場合は、惣菜やレトルト食品、プロテイン飲料を上手に活用するのも現実的な方法です。 運動についても、無理をする必要はありません。まずは歩く距離を少し延ばす、早歩きを取り入れる、ラジオ体操や軽い筋力トレーニングを行うなど、生活より少し負荷をかけることが効果的です。継続することが何より重要です。
身体機能だけでなく、社会とのつながりもフレイル予防の柱です。友人や地域との交流がある人は、活動能力低下や死亡リスクが低いことが示されています。人と関わることは、抑うつや認知機能低下の予防にもつながります。 また、口腔の健康は見落とされがちですが極めて重要です。噛む力や嚥下機能は栄養状態や肺炎リスクに直結します。日々の口腔ケアと定期的な歯科受診が、全身の健康を守ります。
フレイルは、健康と要介護の間にある「気づける段階」です。そして早期であれば回復が可能な状態でもあります。予防の柱は、食事、運動、社会参加、そして口腔の健康です。どれも特別なことではありませんが、日々の積み重ねが将来を左右します。「まだ大丈夫」と思っている今こそが、取り組むべきタイミングです。できることから始めることが、元気で自立した生活を守る力になります。
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訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。
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