2022/06/08
私たちの生活に大きな影響を及ぼした新型コロナウイルス。今は「With(ウィズ)コロナ」とも呼ばれるように、コロナを想定した生活様式も提示されています。コロナ禍でも健康で長生きできるように生活していきたいものですよね。 今回はコロナ禍でも元気に過ごすための対策について紹介します。「コロナ禍でも体力をつけたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
新型コロナウイルス感染症は、病名をCOVID-19、ウイルス名をSARS-CoV-2といい、2019年に中国で初めて確認されました。症状は風邪やインフルエンザと似ており、発熱や倦怠感、のどの痛み、咳などの呼吸器症状が中心です。人によっては嗅覚や味覚の異常がみられることもあります。 感染経路は主に飛沫感染と接触感染です。換気の不十分な場所での会話や咳、くしゃみによる飛沫、ウイルスが付着した手で目・鼻・口の粘膜に触れることなどが感染につながります。症状や重症度には個人差があり、特に基礎疾患のある方や高齢者では重症化のリスクが高いとされています。外出や旅行が再開されつつある現在でも、基本的な感染対策を意識した生活が前提となっています。
コロナ禍は、高齢者の生活に大きな影響を与えました。重症化リスクが高いとされたことで外出自粛が広がり、デイサービスやデイケアなどの通所サービスが休止となるケースも相次ぎました。その結果、人との交流や外出機会が減少し、自宅にこもる時間が長くなりました。 こうした生活変化は、フレイル(虚弱)の進行につながります。内閣府のフレイルチェックによると、流行前後の比較で半数以上の高齢者に筋肉量の減少や握力低下、滑舌低下などが認められ、特に体幹部の筋肉量は約8%減少したとされています。フレイルは身体面だけでなく、気持ちの落ち込みや意欲低下といった精神面にも影響を及ぼし、「外に出たくない」という悪循環を生みかねません。
感染への不安がある中でも、健康維持は欠かせません。まず大切なのは運動です。適度な運動は心肺機能を保ち、免疫力の維持や廃用予防につながります。外出が難しい場合でも、テレビを見ながらの足踏みや体操、家事や掃除など、日常の中で体を動かす工夫は可能です。無理なく続けられる範囲から始めることが重要です。 食事も基盤となります。栄養バランスを意識し、よく噛んで食べることは免疫維持や認知機能の維持にも寄与します。調理が負担になる場合は配食サービスの活用も選択肢です。加えて、孤独感や不安を抱え込まないことも重要です。オンライン面会や通信手段を活用した交流は、脳への刺激となり、心の健康を支えます。高齢者にとって機器操作が課題となる場合は、家族や周囲の支援が求められます。
感染対策は、過度でも過小でもなく、場面に応じた実践が求められます。マスクは飛沫防止に有効ですが、屋外で十分な距離(目安として2メートル以上)が確保できる場合には必ずしも必要ではありません。一方、会話を伴う場面や医療機関、公共交通機関の利用時などでは着用が推奨されます。 加えて、手洗い・手指消毒をこまめに行い、「密閉・密集・密接」の三密を避け、換気を心がけることが基本です。こうした対策はコロナだけでなく、インフルエンザやノロウイルスなど他の感染症予防にもつながります。
具体的な運動としては、まずウォーキングが挙げられます。有酸素運動として生活習慣病予防に役立ち、日光を浴びることでセロトニン分泌が促され、気分の安定にもつながります。開始前にはストレッチを行い、けがを予防することが大切です。 介護保険を利用した通所サービスの活用も有効です。デイケアやデイサービスでは集団体操やリハビリを受けられ、リハビリ特化型の施設もあります。外出が難しい場合は訪問リハビリの利用も可能で、機能訓練や家族への助言が受けられます。利用には介護保険の申請が必要であり、地域包括支援センターへの相談が入り口となります。
新型コロナウイルスは感染症としての脅威だけでなく、高齢者の身体機能や精神面に長期的な影響を与えてきました。外出制限や交流機会の減少はフレイルを進行させる要因となり得ます。<br /> だからこそ、感染対策を適切に行いながら、運動・栄養・心の健康を意識することが重要です。介護保険サービスや地域資源を活用し、孤立を防ぎながら身体機能を維持していくことが、コロナ禍における高齢者の健康を支える鍵となります。
「最近、昼間なのにウトウトしてしまう」 「家族がずっとぼんやりしていて心配…」 高齢者の中には、日中に強い眠気を感じる「傾眠傾向」が見られることがありますが、単なる疲れと見過ごしてしまうことも少なくありません。傾眠傾向は、体力の低下や病気、薬の副作用など、さまざまな原因で引き起こされるため、注意が必要です。本記事では、傾眠傾向の特徴や原因、具体的な対処法について詳しく解説します。大切な人の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
「急に怒り出したり、話が通じないことが増えた」 「最近、問題行動が多くなってきた」 高齢の家族に見られるこうした変化は、認知症による「問題行動」かもしれません。認知症の進行に伴って、本人も家族も戸惑うような行動が見られることがあります。しかし、こうした問題行動には、認知症が引き起こす不安や混乱が影響しているため、家族だけで対処するのが難しい場合も少なくありません。 本記事では、認知症の問題行動の特徴や対処法について解説します。大切な人のために、少しでも穏やかで安心できる生活環境を整えるためにも、ぜひ参考にしてください。
「食事中にむせることが増えた」 「飲み込むのが大変そうになっている」 高齢の家族に見られるこうした変化は、嚥下機能の低下によるものかもしれません。嚥下機能の低下は、食事の楽しみを奪うだけでなく、誤嚥性肺炎や栄養不足といった健康リスクを引き起こす可能性があります。しかし、嚥下機能低下は早期のケアや適切な対策によって予防・改善が可能です。 本記事では、嚥下機能が低下する原因や具体的な対策について解説します。
「夜中に急に落ち着かなくなり、家の中を歩き回る」 「普段は穏やかなのに、突然怒り出したり、不安そうにしている」 ご家族にこうした行動が見られると、認知症かもしれないと心配になりますよね。しかし、それは認知症ではなく、せん妄かもしれません。せん妄は認知症と似ていますが、症状が突然現れるため、急激な変化に周囲の人は心配になってしまうことも多いです。 本記事では、せん妄の症状や原因、認知症との違い、そして予防法について解説していきます。
「歩くだけでも息切れするようになった」 「疲れやすいし、食欲もあまり沸かない」 高齢者に見られるこうした体調の変化は、心不全の兆候かもしれません。心不全は、心臓の機能が低下して全身に十分な血液を送り出せなくなる状態で、急性の場合は命に関わる危険もあります。また、慢性心不全では、症状が徐々に進行し、生活の質に大きな影響を与えることがあります。 本記事では、高齢者に多い心不全の特徴や原因、症状、そして予防方法についてわかりやすく解説します。ご家族やご自身の健康を守るためにも、ぜひ参考にしてください。
訪問看護を利用する背景には様々な要因があると思います。疾病の特殊性や家族の有無、ご自分の身体の自由度などが関係した上で訪問看護を利用しようとしたときにネックとなるのが医療費ではないでしょうか。先立つものはお金とよくいいますが、生活していくためには医療費だけでなく日常生活でかかる諸経費もかかってしまいます。 今回は、そんな医療費が気になっている方へ向けて、訪問看護に適用できる医療制度をまとめてご紹介していきます。医療制度を上手に活用することで、医療費を抑えることができるのではないでしょうか。