2022/06/07

親が入院したらどうしたらいい?準備しておくべきことを解説

いつも元気だった親が急に入院すると、不安でいっぱいになりますよね。 病状やお金、退院後の生活など、考えなければならないことがたくさんあります。 今回は親が入院した際の準備や心がけておくことを解説します。もしもの時のために、今から準備しておきましょう。

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親の入院は、ある日突然やってくる

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親の入院は、予告なく訪れます。これまで大きな病気をしてこなかったとしても、体調の急変や転倒によるけがなどをきっかけに、急に入院が必要になることがあります。そのとき慌てないためには、医療のことだけでなく、親が担っている家庭内の役割や家計への影響についても、あらかじめ考えておくことが大切です。 誰と暮らしているのか、家事は誰が担っているのか、収入が減った場合どうするのか。こうしたことを一度でも家族で話題にしておくだけで、いざというときの混乱は大きく違ってきます。

入院費への不安と、公的制度の支え

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入院と聞いて、まず頭に浮かぶのは医療費かもしれません。実際、手術や検査が重なれば短期間でも費用は高額になります。しかし、日本の医療保険制度では年齢や所得に応じて自己負担割合が決まっており、さらに高額療養費制度によって月ごとの負担には上限が設けられています。 一時的に支払いが必要になる点や、払い戻しまで時間がかかる点には注意が必要ですが、制度を知っているかどうかで安心感は変わります。あらかじめ限度額適用認定証を取得しておけば、窓口での支払いを自己負担限度額までに抑えることも可能です。「知らなかった」と後悔しないためにも、事前の確認が力になります。

入院前に、そっと整えておきたいこと

急な入院時に意外と困るのが、お金の管理です。入院費の支払いだけでなく、日々の細かな出費も発生します。本人が自由に動けない状況も考え、口座や支払い方法について家族で共有しておくと安心です。 また、限度額適用認定証の申請、生命保険の手続き方法の確認、介護保険証の所在なども、元気なうちに整理しておきたい項目です。入院後は体力が落ち、これまで通りの生活が難しくなることもあります。必要に応じて要介護認定を申請できるよう、制度の入り口を知っておくことが備えになります。

入院中、思うように会えない現実

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入院すれば、そばにいてあげたいと思うのが家族の気持ちです。しかし近年は感染対策の影響もあり、面会や付き添いが難しい病院も少なくありません。状況は医療機関ごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。 直接会えなくても、看護師を通じて状況を聞くことができる場合もあります。限られた関わりの中で、どのように支えていくかを考えることも、家族にとって大切な役割になります。

退院後の暮らしを見据えて

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入院はゴールではなく、その後の生活につながっています。退院しても、以前と同じように体が動くとは限りません。介護サービスの利用や自宅環境の調整が必要になることもあります。 不安があれば、病院のソーシャルワーカーに相談してみてください。介護認定の申請や利用できるサービスについて、具体的な道筋を示してくれます。また、将来意思疎通が難しくなる可能性も考え、重要な情報をノートなどにまとめておくことも一つの備えです。

まとめ

親の入院は、いつかではなく、ある日突然やってきます。そのときに慌てないためには、医療費の制度を知り、資金や保険、介護について少しだけ先回りして考えておくことが助けになります。<br /> 入院を「特別な出来事」として遠ざけるのではなく、家族の暮らしの延長線上にあるものとして受け止めること。ほんの少しの話し合いと準備が、いざというときの大きな支えになります。