2022/05/04
日本は世界と比べて長寿大国ですが、長生きするためには、歯を健康に保つことがとても重要です。「運動や食生活を気をつければ健康になれるのでは?」と思われる方も多いかもしれませんが、バランスが取れた食事をするには歯を大切にすることが必要です。日本では「80歳になっても、自分の歯を20本残そう」という「8020運動」があることをご存じでしょうか? 今回は「8020運動」について紹介します。8020運動の必要性や歯を保つための方法などについて解説します。8020運動を理解して、長生きを目指しましょう。
8020運動とは、1989年に厚生労働省と日本歯科医師会が始めた「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という歯の健康づくり運動です。親知らずを除くと歯は全部で28本ありますが、かつては高齢になると多くの歯を失うことが一般的でした。そこで、生涯自分の歯で食事を楽しめるようにという目標が掲げられました。 「80」は当時の平均寿命に相当し、「20」は自分の歯でしっかり噛んで食べられるために必要な本数を意味します。20本以上あれば硬い食品も食べられ、食生活にほぼ満足できるとされています。現在は平均寿命がさらに延び、「8520」や「9020」という言葉も使われるようになっています。
運動開始当初の1989年は達成率が約9%でしたが、2016年には約50%まで上昇しました。2022年には60%達成を目標としています。 一方で、歯科疾患実態調査によると75歳以上の平均残存歯数は約15本とされ、まだ十分とはいえません。若年層ではほぼ28本を保っていても、加齢とともに減少していく傾向が見られます。
歯は食べ物を噛むだけでなく、発音を助け、表情を豊かにし、食事を楽しむために欠かせない存在です。入れ歯という選択肢もありますが、調整や手入れが必要で、温度や味を感じにくいなどのデメリットがあります。 歯を失う最大の原因は歯周病です。歯周病は噛む力を弱め、肥満や糖尿病悪化と関係することが知られています。口腔環境の悪化は全身の健康にも影響します。
歯が少ないと噛む回数が減り、脳への刺激が低下し、認知症リスクが高まるとされています。さらに、見た目への抵抗感や噛み合わせの悪化により生活の質が低下することもあります。 柔らかい食品に偏ることで栄養バランスが崩れ、筋力低下や運動能力低下につながる可能性もあります。高齢者では活動性が落ち、廃用症候群や寝たきりのリスクも高まります。
まずは定期的な歯科受診が基本です。早期治療やメンテナンスが歯周病予防につながります。 よく噛んでゆっくり食べることも重要です。満腹感を得やすく肥満予防につながり、唾液分泌が増えて口腔内を清潔に保ちます。唾液に含まれる酵素は発がん性物質の抑制にも関与するとされています。 食後は30分ほど経ってから歯を磨くことが望ましいです。食後すぐは口腔内が酸性に傾いており、時間を置くことで歯の表面を守ることができます。
8020運動は、80歳でも自分の歯を20本以上保ち、健康に長生きすることを目指す取り組みです。歯は食事や会話だけでなく、認知機能や全身の健康にも深く関わっています。日々のケアと定期的な受診を心がけ、自分の歯を守ることが健康寿命の延伸につながります。
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