2022/04/13

介護保険の第二号被保険者とは?対象者や実際のケースについて紹介

介護保険は65歳以上の方が利用できますが、特定の条件があれば65歳以下の方でも利用することができます。特定の条件とは一体どのようなものでしょうか。 今回は介護保険の第二号被保険者について紹介します。65歳以下で介護保険を利用したい方はぜひ参考にしてください。

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介護保険の被保険者とは

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介護保険は40歳以上の方が被保険者となり、保険料を納める仕組みです。被保険者は第一号と第二号に分かれます。第一号被保険者は65歳以上で、原因となる病気を問わず要支援・要介護状態になれば申請できます。第二号被保険者は40歳以上64歳未満の医療保険加入者で、加齢に伴う特定疾病が原因で要支援・要介護状態になった場合に申請できます。

特定疾病の内容

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特定疾病とは、加齢との関連が認められ、一定期間以上要支援・要介護状態となる可能性が高いとされる病気です。国が定める16種類が対象で、がん(回復見込みがない状態)、関節リウマチ、ALS、骨粗鬆症骨折、初老期認知症、パーキンソン病関連疾患、脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患などが含まれます。 ただし注意点もあります。アルコール性認知症は該当しない場合があり、糖尿病だけでは対象にならず、神経障害や腎症、網膜症などの合併症が必要です。

保険料の納付方法

介護保険料は40歳から一生支払い義務があります。第一号被保険者は原則として年金から天引きされますが、年金額などによっては納付書での支払いとなります。保険料は自治体ごとに異なります。 第二号被保険者は、会社員であれば給与から天引きされ、会社と折半します。自営業で国民健康保険加入者は納付書で支払います。扶養されている配偶者は保険料負担はありません。

自己負担割合と生活保護の場合

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第一号被保険者は基本1割負担ですが、所得により2〜3割になることがあります。一方、第二号被保険者は所得に関わらず原則1割負担です。65歳を境に負担割合が変わる場合もあります。 生活保護の方でも条件を満たせば利用可能です。ただし保険料の支払い義務はなく、H番号を取得して介護扶助として全額公費負担になります。

実際のケース

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50代女性Aさんは、がんの進行により治療が困難となり、緩和ケアへ移行しました。医師が回復見込みがないと判断し、特定疾病に該当したため第二号被保険者として申請。認定後、電動ベッドのレンタルや福祉用具購入、ヘルパー利用を通して自宅生活を継続できました。がん治療中でも、緩和ケア移行時に申請可能となる場合があります。

まとめ

介護保険は40歳以上が対象で、65歳以上は原因を問わず、40〜64歳は特定疾病が条件となります。特定疾病の内容や保険料の仕組み、負担割合の違いを理解することが重要です。制度を正しく知ることで、必要なタイミングで適切な介護サービスにつなげることができます。