2021/04/07

がんの発見は血液だけ?最新がん検診情報を紹介

今、がんは日本人の2人に1人がなるといわれています。国立がん研究センター「がん情報サービス」によると2019年にがんで死亡した人の数は37万6000人でした。また、2017年に新しくがんと診断された症例数は97万7000例でした。そんながんには「早期発見・早期治療」が推奨されています。がんを早期で発見して、小さな段階で治療をスタートすれば5年生存率も高くなるとされているからです。今回はがんの早期発見に有効的ながん検診について詳しく紹介していこうと思います。

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最新のがん統計(2021年時点)

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日本のがん統計は数年遅れて公表されるため、2021年時点での最新実績は2019年データです。国立がん研究センターの予測では、2020年のがん罹患数は約101万2,000例(前年より微増)、死亡数は約37万9,400例(前年より微減)とされています。つまり「がんになる人は増えているが、亡くなる人は減少傾向」という流れが見えてきます。この背景には、がん検診の普及と検査精度の向上があると考えられます。

芸能人の公表が与える影響

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芸能人のがん公表は、社会に大きな影響を与えます。堀ちえみさんの舌がんは発見の遅れが話題となり、宮迫博之さんのスキルス胃がんは人間ドックで早期発見されました。つんくさんは咽頭がんで声帯を摘出しました。こうした事例は、「がんは誰にでも起こり得る」という現実と、「早期発見の重要性」を私たちに強く印象づけています。

早期発見と生存率

現在、がんは「不治の病」ではありません。全がんの5年生存率は68.4%(全部位・全病期)です。特に前立腺がんや乳がん(ステージ1)は5年生存率100%という結果も出ています。一方で膵臓がんは症状が出にくく、発見が遅れやすいがんです。がん細胞は約1年半で1cmに成長するとされ、2cm以内が早期がんとされます。1〜2年ごとの検診が早期発見の鍵になります。

主ながん検診の方法

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がん検診にはいくつかの方法があります。血液検査では、マイクロRNAを活用し13種類のがんを検出できる技術が登場し、検出率は99%とされています。CT検査は体内構造を詳しく確認でき、大病院で実施されることが多い検査です。超音波検査は軟部組織の異常を確認でき、技術力が結果に影響します。それぞれに長所と限界がありますが、組み合わせることで発見率は高まります。

がんは「備える病気」へ

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がんは確実に治療成績が向上している病気です。しかし、早期発見が前提となります。不安を抱え続けるよりも、定期的な検診で現状を知ることが安心につながります。がんは「恐れるだけの病気」ではなく、「備えることで向き合える病気」へと変わりつつあります。

まとめ

2020年の予測では、がん罹患数は微増、死亡数は微減という傾向が見られます。背景には検診の普及と精度向上があります。芸能人の公表は早期発見の重要性を社会に伝え、実際に生存率は向上しています。血液検査や画像検査など選択肢も広がっています。がんは誰にでも起こり得ますが、定期検診という行動が未来を大きく変える時代になっています。