2020/11/02

新型コロナウイルスの今!ワクチン開発はどこまで進んでいるのか

2020年1月から中国を中心に世界へ流行(パンデミック)を起こしたのが新型コロナウイルス感染症です。咳や熱などの主症状をはじめとして、味覚障害という特殊な症状も話題となりました。日本国内では最初の感染者が確認されてから、世界旅行中だった旅客船「ダイヤモンドプリンセス号」の集団感染(クラスター)・俗にいう夜の街関連の集団感染など各地で問題となっています。2020年4月には政府が緊急事態宣言を発令。日本の街から人がいなくなるという現象が起きました。国民全員が社会的距離(ソーシャルディスタンス)をとるようになり、いわゆる「新しい時代」へと変革を求められています。今回はそんな新型コロナウイルスに関する最新情報をご紹介したいと思います。(2020年11月現在)

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新型コロナウイルス感染症の発生と世界的拡大

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新型コロナウイルス感染症は、2002〜2003年に流行したSARSと同じコロナウイルスに関連する感染症です。2019年、中国・湖北省武漢市の海鮮市場を発生源として感染が確認されました。当初はSARSやMERSと同様と考えられていましたが、潜伏期間の長さや感染力の高さから別の疾患として注目されました。2020年1月の春節による国民の大移動をきっかけに感染は急拡大し、1月23日には武漢市が都市封鎖されます。2月にはイタリア、イラン、韓国、アメリカなどでも感染者が増加しました。

日本国内での感染拡大とクラスター発生

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日本では2020年1月16日に初の感染者が確認され、1月28日には渡航歴のないバス運転手が感染し、国内でのヒトーヒト感染が明らかになりました。1月29日には同行していたバスガイドも陽性となり、国内でマスク不足が始まります。最初の大規模クラスターはクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」で、最終的に感染者712人、死亡者13人が確認されました。神奈川県を中心に医療機関への負担が拡大し、関東各地で対応が行われました。

日本政府の対応と緊急事態宣言

政府は「帰国者・接触者相談センター」を設置し、発熱や風邪症状に対する相談基準を提示しました。イベントの中止や行楽地の閉鎖が相次ぎ、北海道では独自の緊急事態宣言と学校の臨時休校が実施されました。3月には新型インフルエンザ等対策特別措置法が改正され、4月7日に緊急事態宣言が発令されます。国民に人との接触を減らす要請が行われ、街から人がいなくなる状況が生まれました。

新型コロナウイルス感染症の治療薬

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感染者数が増加する中、医療崩壊が懸念されました。緊急事態宣言後、感染者数は減少傾向となります。この時期に治療薬候補として注目されたのがレムデシビルです。レムデシビルはもともとエボラ出血熱に使用されていた抗ウイルス薬で、アメリカFDAが重症患者への使用を許可しました。2020年11月時点で、日本国内で正式に承認されている治療薬はレムデシビルのみです。

ワクチン開発の現状と日本の動き

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新型コロナウイルスへの対策は、感染予防と治療の二本柱です。世界各国でワクチン開発が進められ、アストラゼネカ、イーライリリー、リジェネロンなどが臨床試験を実施しています。WHOによると、2020年11月時点で臨床試験段階のワクチン候補は47種類あります。日本ではアンジェスが臨床試験を進め、武田薬品工業も免疫グロブリン製剤を開発中です。日本政府は国民全員への無料接種体制を整備すると発表しています。

まとめ

新型コロナウイルス感染症は、日本社会に大きな変化をもたらしました。感染経路や症状の理解は進みつつありますが、ワクチン開発は途上段階です。手洗い・うがい・換気といった基本的な感染対策を継続しながら、ウイルスと共存していく姿勢が求められています。今後も社会全体で感染拡大防止を意識した行動が必要です。