2020/05/01

病院で行っている感染症対策を参考にしましょう

2020年はオリンピックイヤーとなるはずが、テレビや新聞をみると新型コロナウイルス感染症(以下:COVID-19)の話題ばかりですね。感染症対策を社会全体が意識するようになったことで季節性インフルエンザは例年よりも早く収束を迎えましたが、COVID-19はまだまだ流行しています。そこで今回はCOVID-19をはじめとする感染症に対して病院をはじめとする医療機関はどのような対策をしているのか紹介したいと思います。

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病院は感染症の温床となる

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病院や医療機関には、健康な人よりも病気に罹患している人が多く集まります。体調不良という一つの症状だけでは原因が特定できず、感染症が潜んでいる可能性もあります。 そのため、発熱・咳・息苦しさ・嘔吐などの症状から、どのような感染症が考えられるのかを想定しながら対応する必要があります。

症状からみる感染症のリスク

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発熱は風邪だけでなく、インフルエンザやノロウイルス、COVID-19、HIVの初期症状などでも見られます。 咳や息苦しさは呼吸器疾患で多く、COVID-19やSARS、MERSなどコロナウイルス属の感染症では肺炎を引き起こすことがあります。 嘔吐は風邪による消化機能低下でも起こりますが、ノロウイルスでは吐瀉物にもウイルスが含まれるため、消毒処理が必須です。 これらの症状だけでも、多くの感染症の可能性があることが分かります。

感染症対策における用語の違い

感染症対策では「抗菌・除菌・殺菌」「消毒・滅菌」の違いを理解することが重要です。 抗菌は菌の増殖を抑えること、除菌は菌を取り除くこと、殺菌は菌を殺すことを意味します。 消毒は微生物の活動性を低下させることであり、完全に死滅させるわけではありません。一方、滅菌は全ての微生物やウイルスを死滅させる操作を指します。病院では、用途に応じてこれらを使い分けています。

病院で行われる感染症対策

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病院では、感染者の隔離を徹底し、疑いのある患者は他の患者と分けて対応します。 感染者を早期に発見し、検査と治療を行うことで感染拡大を防ぎます。 使用した医療器具は消毒・滅菌を行い、施設内の手すりや扉なども定期的に消毒します。 このように、医療機関では複数の対策を組み合わせて感染症予防を行っています。

感染症が疑われたときの行動

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感染症が疑われる症状が出た場合、すぐに病院へ行かず、まずは相談ダイヤルなどへ連絡して指示を仰ぐことが重要です。 また、症状があるときは自宅で療養し、人に会わないことが感染拡大防止につながります。COVID-19をきっかけに、「体調不良時は外出しない」という行動が社会に定着しました。

まとめ

感染症はCOVID-19に限らず、誰でもいつ感染してもおかしくありません。病院では感染症対策を徹底していますが、日常生活での意識も重要です。手洗い・うがいなど基本的な対策を続け、感染症への正しい理解を持って行動することが、社会全体の感染予防につながります。